借金がある、ギャンブル依存症の夫と離婚しなかった、たった一つの理由

人間関係

「なんで離婚しないの?」

 

 

この質問に家族に借金があったり、ギャンブル依存症者がいる人は一度は悩むことだと思います。いや何回も?

 

 

「親に反対されたから」「浮気や借金はよく聞くから」…理解してもらえるはずと他人に答えをもらおうとしていたり、自分が一人になりたくない、波風を立てたくないなのかもと思ってみたり。

 

「いや、もう耐えられない! やっぱり離婚だ!」と翻意にしてみたり、家族の精神は忙しいものです。

 

 

悩む気持ちはわかりみすぎるので、あなたの人生の選択の一助になればと私なりの離婚しなかった理由をまとめました。

 

 

 

借金がある、ギャンブル依存症の夫と離婚しなかった、たった一つの理由

・そもそも、なぜ結婚したのか

 

夫と私は社会人になってからの付き合いでしたが、私自身の家庭環境から、結婚に強い希望を持てずにいました。

 

それが、夫の希望(落ち着いていた時期)と、親同士同じ職業で家庭環境が似ているから実親も反対しないだろうと、他人軸で決めてしまいました。>>>詳しい自己紹介はこちらから

 

 

 

・夫が依存症から回復した

 

やはり大前提として、夫がパチンコ依存から脱却できたことが大きいです。

 

底つき体験をし、本人が自ずと望んで依存症治療を始ると言動がみるみる変わり始めました。>>>依存症の治療法はこちらから

 

GA(自助会)に行くようになり、少しずつ金銭感覚を戻し、モラハラがなくなり、建設的な対話もできるようになり、私の精神が安定し平和な生活が送れるようになったからです。

 

 

 

夫が治療を始めるまで

借金が発覚した直後、私はすぐに離婚を決め、金銭的なシミュレーションをしました。

離婚しても、各種の手当をいただきながら私が働いていれさえすれば生活できることは判明しましたが、子どもの教育費に充てられる金額は格段に下がってしまうことも数値で出てきました。

 

そして金銭的理由で離婚を踏みとどまるか悩み揺れはじめました。

 

自分にとってどちらがいいのか、有利なのか、離婚にまつわる法律や諸手当、子どもへの影響、「依存症」について調べまくりました。

 

 

 

すると、依存症は一生完治しない、再発する病気ということがわかり、夫が現状のままでは、収入アップどころか治療費でさらなる出費が嵩むこと。育児・稼ぐ・家事をこなしながら、一緒に生活するというのは私にとっては難しいと思いました。

 

そして腹をくくり、初めてはっきりと離婚を決断しました。

「私が倒れてしまう。私が倒れたら子どもが生きられない。だから離婚してほしい」

 

これが第一の底つき体験となり、夫は治療に踏み出しました。

つまり、依存症治療を始めるのと離婚しないのがトレードとなったわけです(離婚協議書も作成。ほんと契約みたいな感じでした)。

 

 

スリップ

 

「スリップ」とは依存行動を再開してしまうことです。

 

症状が落ち着いていたにもかかわらず、3年の時を経て夫は再度パチンコ通いを始めてしまったのです。

 

しかし、「今度こそ離婚だ」と騒がず、私は膝からがっくり折れて座り込んでしまいました。「順調であったはずなのになぜ???」頭にはそれしかなく、正しい治療法を進めてきたはずなのにと、離婚より先に原因を調べ始めました。

 

 

そして、以下のことを知りました。

 

・スリップは本当によくあること(確か3年でスリップするのは8割とか)

家族の対応にもNGがある(かなり当てはまっていました)

 

 

依存症の根深さを見たのと、その一因が私の対応だったのか…と愕然としました。

 

 

そして、話し合って、離婚を回避するため、真に回復するため、約1年間の別居生活に突入。

 

夫はこの別居が本当に辛かったようで第二の底つき体験になりました。

 

 

自分のことはすべて自分で行い、子どもの寝顔は見られない…。。

 

底つきは本人でもわかりません。

沼ですよね。どこまでいけば底なのかわからないってかなり苦しいです。

 

 

底つき体験をすると、「もうあの状態には戻りたくない」と理性が働くようになり、依存行動をなんとか食い止められるようになる、ということがこのときはっきり理解できました。

 

 

あれから約3年、夫は自立し「今ではパチンコに行きたいとも思わないし、パチンコより楽しいものがあると知れてよかった」と言います。そして、仕事に育児に家事に毎日を生きています。

 

 

 

・妻が共依存をやめた

ギャンブルに依存し借金をつくった夫ばかりが不仲や不幸の原因かと思うのは誤りで、妻側にも回復しなければならない要素があるかもしれません。

 

 

私の問題は「共依存」で、共依存の問題に気付いたのは、夫がスリップしたときでした。

 

私は苦しいと思いながらも、夫がパチンコ行かないようコントロールしていまして、私のこの行動が夫がスリップした一因なのだと、共依存克服を始めました。

 

自分に向き合うのは時に苦しいかもしれませんが、私は親子共依存も経験があったため、どんな方法でもやり遂げると強い気持ちで臨みました。

(ある意味、「親にまた干渉されたくない」が底つき体験になっていたのだと思います)

 

 

そして、自分や自分の価値を大事にしはじめたことろ、夫との関係性もグンとよくなりました。

>>>【関連記事】夫婦をやり直す共依存克服法はこちらから

 

 

 

連鎖する共依存

 

過保護・過干渉・自己犠牲・貧困などを嫌だと思いながらも、子どもであるがゆえに逃れられない「親子共依存」に端をなし、結婚後などに、世話焼き・コントロールするという手段に変わって「わてが生きる道はここしかないんや~」という執着から「夫依存」となるのだそうです。

 

 

私を含め親子共依存を経験した人は無意識にアダルトチルドレンとなり、自分の気持ちにフタをして生きます。

 

他人への接し方に自信が持てませんし、自己開示もやり方を知らないので、「なんか生きづらい」と感じるようになってしまうのです。

 

 

 

日本は共依存大国

 

日本は「良妻賢母」という言葉もあるように長い間、成人女性が家庭における犠牲になっていました。

 

ですから、本人が気付いていないだけで「共依存」状態は本当に、本当によく起こっているのです。

 

しかし時代はどんどん変わり、生活様式や文化、経済において新しい価値が流入してきます。

 

 

 

昔は一緒くただった価値観が多様化していく中で、その波に乗れない者、それが「現代の依存症者」「共依存者」の真の姿なのかもしれません。

 

本人にまったくの責任はなく、家庭環境の闇としてあぶりだされてしまっただけ。

 

今後は、自分の人生を楽しむために、他人に譲るでもなく、依存するでもない、大事な自分の気持ちに寄り添い、責任を持ちつつ、自分らしく生きていきたいと思っています。

 

 

 

 

依存症は一生の病気

そんなこんなで今はまた平和に暮らせていますが、明日はまたパチンコに行ってしまうかもしれない可能性もあります。

 

 

今では、理解を深め、スリップしたらまた一から始めればよいと思えるようになりました。

 

 

ただスリップしたら苦しいし、子どもの教育資金が足りなくなるから、なるべくスリップしないように策を尽くすこと。>>>【参考記事】ギャンブルをやめさせる7つの方法はこちらから

 

 

 

 

夫がまたスリップしたら離婚する可能性だってまだまだあります。

離婚かどうか判断するのは夫の目指す未来と私の目指す未来が重なっているかどうか。

 

 

ただそれだけです。

 

 

離婚しても生活できるよう、依存しないようにストレス発散のリスクヘッジをしておく。

 

まず自分の人生を楽しまないと家族なんて守れないとすら、依存・共依存を克服して思えるようになってきました。

 

 

・【結論】依存・共依存をやめたら必要な人だった

つらつら書いてきましたが、結論はただ一つでした。

「自立できたら必要な人だった」ということ。

 

 

 

夫のことを信用はしていませんが、信頼はしています。

 

夫がパチンコのためにつく嘘を見抜くのに注力するのをやめ、パチンコに行っていない積み重ねた日々のみを信じることにしました。

 

そして、約6年以上も回復している事実と私にはない思考や発想を持っている夫を信頼しています。

 

私は自分の気持ちに声を傾け、自分を尊重できていています。

 

子どもに依存を引き継がない環境や教育資金を残す、各々の生活を楽しむために存在する、世界で一番の同志になりました。

 

 

 

日々の生活の中で、「恐怖」「不安」「不信」全てを手放し、おいしいものを食べ、笑い、同じ景色を見る

 

取捨選択は他人に委ねるのでなく、自分の意思を優先させる、自分の感情に嘘をつかず生きるということはこんなにも楽で、尊いことに気付けました。

 

 

 

夫婦は所詮他人ですから、分かり合える、信じ合えるなんてのは幻想だと私は思っています。

 

ですが、そのうえで、私を強くしてくれたこと、家族が近くにいてくれるということに今は感謝しかありません。

 

南米ボリビアにあるウユニ塩湖。子どもが自立してなお離婚していなかったらクルーズ旅行で立ち寄りたいという夫婦の夢。

 

 

 

 

 

・離婚しなかった理由まとめ

借金があるのに、ギャンブル依存症の夫と離婚しなかった理由は、

 

・夫が依存症から回復した
  →依存症はスリップも含め一生付き合う病気

 

・妻が共依存をやめた
  →幼少期からの共依存が影響あり、日本には多い

 

お互い依存をやめたら、協力して生活し、子育てするのに必要な人でした、という結論でした。

 

 

 

どうかご自分を大事に生きてください。

いろいろな意見があるので、どれを信じたらいいのかわからなくなってしまうかもしれませんが、じっくり納得いくまで時間をかけて考えて、ご自身で選択したことならきっと最上の判断です!

 

自分で自分を幸せにしましょう。

 

 

>>>【関連記事】夫婦再構築を成功させるための5つのコツ

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