ギャンブル依存症がコロナ禍でもパチンコ店に行った理由

緊急事態宣言が解除され一旦は落ち着いた様子の、

2020年コロナ禍でのパチンコ店の営業自粛問題。

 

パチンコ店が休業している

 

日本におけるギャンブル依存症の最大の問題は

「気軽に行けること」であるため、

この状況は依存症の根幹を揺るがす事態だったのではないでしょうか。

 

またこの状況下での依存症の異常行動をまとめてみました。

早期発見として、身近な人や家族に依存症フラグを立てられる

参考になれば幸いです。

 

ギャンブル依存症がコロナ禍でもパチンコ店に行った理由

・外出自粛でも来店する、命よりパチンコの依存症

新型コロナウイルスが日本でも感染者が増加しはじめ、

イベントが軒並み中止された2月以降。

 

感染を抑えるため、三密を避ける、学校の休校、マスクの着用、

手洗いうがいをこまめに、外出自粛など、いろいろと対策がとられ、

ついには緊急事態宣言が発布されました。

 

そんな状況下で人が集まっていたところが…。

 

わたし:なお
私:なお

パチンコ店長蛇の列ができておった! そして大半がマスクなし! ニュース見てますか?

夫:まさし
夫:まさし

ふむ。悲しいかな、それが「ギャンブル依存症」なんだよね。

 

そうなんです、

マスクを買うお金があるならパチンコの軍資金を増やしたい

考えるのが依存症の思考回路で、

命よりも何よりもパチンコが最優先なのです。

夫:まさし
夫:まさし

でもね、別にパチンコがやりたいわけではなく、パチンコ屋が営業しているから、他にやることがないからパチンコ店に行くんだと思うよ。

 

みなが明日を不安に思い、

自由に生活できないストレスを抱えていた時期、

パチンコ依存症の人はストレス発散ができる場所、

エンドルフィン(幸せホルモン)が出る唯一の場が

パチンコ店だったのではないでしょうか。

 

依存症は脳が正常に機能していないため、

あの状況下でもパチンコ店に行かないという冷静な判断ができないのです。

 

外出自粛が叫ばれていた時期、

腑に落ちない外出をしていた人はまわりにいませんでしたか?

 

 

 

 

・依存症はどんな状況でもパチンコを渇望する

ほとんどのパチンコ店が休業となっていた4月中旬には、

県を越境してまで、

まだ営業しているパチンコ店を探してまで人が集まっているという

ニュースが報道されました。

 

長い移動時間、交通費(ガソリン代)をかけて、

自分がコロナをうつす可能性だってあるにもかかわらず、です。

 

この行動に「自己中」との批判が集中しましたが、本人たちはどこ吹く風。

依存症はパチンコの前では無力なのです。

なすすべがないのです。

 

 

 

 

・パチンコ店の経営事情

パチンコ店は業種でいうと「遊技」に入るそうで、

新型コロナの営業自粛問題にかんしては確実に不要不急なものです。

※遊技:技を競う遊び。特にゲームに景品などを賭けるパチンコ、ビリヤード、射的をさす(名鏡国語辞典)

夫:まさし
夫:まさし

金額を守って、遊べる人であれば「遊技」なんだけど、依存症には「遊技」で済まないよね。「ギャンブル」に業種変更してほしいもんだ。

 

なぜ不要不急業種のパチンコ店が営業自粛要請にすぐ対応しなかったのか、

今度は店側の都合をみていきます。

 

営業中の店でも換気をして、間隔を空けるように呼びかけているし、

空席は店員さんが除菌したり、対策は取っているようです。

機種のハンドルやボタンに付いたウイルスも除菌できていそうではあります。

 

しかし、特徴的なのはパチンコやスロットは一人で打つということ。

 

夫:まさし
夫:まさし
 

お喋りしないから飛沫は飛ばないスラスターにはならないって寸法よ。

わたし:なお
私:なお

屁理屈か。

夫:まさし
夫:まさし

いや、まさかそれだけじゃないよ。(私に怒りを向けないで)

 

大型店舗は1カ月以上営業を止めると億単位の売り上げが消え

中小店舗は家賃や台のリース代に追われ日銭を稼がないと

倒産の危機があるため、営業しないと死活問題なんだとか。

 

他業種の店舗は開店していても客数減少が必至なのに対し、

パチンコ店はどんな状況であれ

パチンコを渇望する依存症の来店が見込めるので、

開店さえしていれば売上を期待できるのです。

 

コロナ禍であってもパチンコ店に至っては、

お客と相思相愛の状況なのです。

 

 

 

・店舗名の公表は「宣伝」

4月下旬には全国初、大阪府知事が

営業自粛に応じないパチンコ店舗の実名公表に踏み切りました。

 

特別措置法24条に基づく施設使用制限の協力要請を

求めてきましたが、

同45条に基づく施設の使用停止要請に切り替えたのです。

 

一般的な感覚をもつ人はとんでもない事態だと

理解できると思いますが、

依存症の思考回路をもってすれば、

「宣伝」となり一時はますます人が集中したといいます。

 

 

 

・パチンコに依存できない状況

しかし、このパチンコ店の営業問題は勢いをつけ、

まず大阪の実名公表の2店舗が休業。

 

その後も全国に波は広がり、

5月上旬にかけあちこちの行政で全店休業のラッシュが伝えられました。

 

新型コロナ感染拡大防止策としての営業停止でしたが、

パチンコ店が休業しパチンコに行けない状況下で

依存行動が収まった人は多いのではないでしょうか。

このような状況はおそらく初!

 

 

 

・パチンコ依存症は一途

コロナ禍ではパチンコ以外のギャンブルに依存するのではないか、

との疑問もあったようですが、

結論としては、

なくはないがその数は圧倒的に少ないと思います。

 

 

ギャンブル依存症の8割がパチンコ・スロットで、

「ギャンブル」と一括りにされているものの、

ほとんどがパチンコ依存症なのです。

※『週刊朝日』2014年11月21日号より

 

パチンコほど身近で気軽でない

他のギャンブルには「浮気」しないのだと思います。

 

 

 

競馬・競輪・競艇に依存する人が少ない理由

オッズ、馬の現状、騎手との相性、

競合など分析しなければならなく複雑です。

 

また、ネット投票はありますが毎駅に会場はなく、

馬や選手にファンもおり、イベントもあったりと

愛着なくして依存はできないのではないでしょうか。

 

 

 

宝くじに依存する人が少ない理由

パチンコと同じくらい街中でよく見かけるのが

「宝くじ」というギャンブルです。

 

 

日常性はパチンコと同じ環境ですが、

当選発表は年に何回かのうえ、

当選率はほぼ0%という天文学的数字のため、

大当たりの成功体験が非常に起こりにくく、

依存症には程遠いのだと思います。

 

 

 

 

・元ギャンブル依存症の夫

この営業自粛問題が起きているなか、

夫はテレワークとなり毎日粛々と家でテレビ会議をしていました。

 

 

そして緊急事態宣言が解除されると、

向かったのはかかりつけの専門の精神科。

 

テレワーク中に夫婦で話す時間が増え、

新たに沸いた疑問「依存症が子どもにどう影響するか」を相談しに行ったのです。

 

 

わたし:なお
私:なお

相談内容がズレてて本当にすみません!

 

夫がもし今、依存症の状態だったら…

 

この状況でもニュースや SNS で「呆れる」「秩序を乱す」と

さんざ非難された人たちと同じように、

毎日パチンコに行ってたでしょうし、

 

むしろテレワークなんてパチンコい行ける最高の状況に、

ここぞとばかりにパチンコに興じていたかもしれません。

 

 

夫:まさし
夫:まさし

依存症者はパチンコの前では無力なんです。

 

この注目が一時的なものではなく、

依存症の誤解や偏見も減ればいいなと願ってやみません。

 

あなたのまわりの人は大丈夫ですか?

 

早めに気付けると最悪の状況を避けられるかもしれません。

 

 

 

 

・パチンコに依存しないために

コロナ第2波が懸念されながらも緊急事態宣言が解除され、

営業を再開しはじめたパチンコ店。

 

 

また日常が戻ってきました。

 

 

パチンコに依存しないために、

まず1日パチンコをやめてみましょう。

そして、パチンコ以外に目を向けましょう。

 

 

 

これは「代替行動」と呼ばれ、運動や創作活動、掃除など

ギャンブルを忘れて楽しめるものなら何でもよいらしいです。

 

(ゲームや買い物、お酒は新たな依存を招く可能性があるので、時間・金額・数量を決めてほどほどに楽しみましょう)

 

 

 

依存症はなってしまっても回復はできますが、

とても苦しいものです。

その苦しみや悲しみが少しでも減ることを祈っています。

 

 

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